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「彼女は広瀬真由美さん。今年で２４歳なの。うちに来て１年になるんだけど…あの通りの娘で…」
園長は困ったと口調で言いながらも
可愛がっているようだった。
「ところで、本題ですが。」
可那哉が話を戻す。
「６人の生徒が行方不明だとお伺いしましたが…？」
「そうなんです。たぶん…」
「…？たぶん、と言うのは？」
「どの生徒さんも、学園内にいたはずなのに、姿を消してしまったんです。それなのに…」
園長はそこで一旦言葉を切り
珈琲を一口飲んでから続けた。
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