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そこに現れたのは身体的にも生物学的にもそして俺がどう考えても
―女の子だった。
艶のある腰までありそうな黒髪をこれでもかと言わんばかりに床に散らして痛みにこらえているその顔は活発そうな中にどこか知性を宿したようなそんな顔だった。
ただし痛みに悶えてるので知性の欠片もない。
「…誰だよお前はぁ…」
困惑する俺
「それはこっちのセリフよ!!」
―後ろから!?
俺は即座に声のある方を向いた。
また女の子だった。しかも二人。
「あんた誰よっ…って聞いてんの!?」
今話しかけてきたのは二人のうちの凶暴そうな方だ。
ブラウンのショートヘアーに元気一杯と言う言葉をそのまま表現にしたらこんな感じになりそうな大きなクリクリとした目、年は今後ろで悶えてる子と同じくらいか少し幼い感じ
彼女の後ろで無表情にこちらを注視してくるのは、まさに目を反らしたら最期生きては変えれないんじゃないかと思うほど迫力のあるしかし頂点に君臨する者の余裕のあらわれのような高貴な瞳をシルバーのボブヘアーで隠す不思議ちゃん系少女。
と一通りの容姿を紹介した後に一言
「お前ら誰だよ」
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