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現在俺はリビングで向かい合って座っている。来た女の子は有宮 舞と言うらしく小柄な女の子だ。
「お母さんが病気になって…お母さんの知り合いの人がここを紹介してくれたんですけど…」
「別にこっちは大丈夫だけど…お母さんは賛成してくれてるのかな?」
「はい大丈夫です。学校にも既に了解は得ています」
そこからは書類やらなんやらを渡して二階の部屋に案内した。
201号室とドアの前に書かれている部屋を使わすことにして俺はリビングに降りることにした。
「はぁ…」
思わずため息が漏れる。
つい昨日まではのんびりと自由気ままに生きてきたのにいきなり生活がガラッと変わったためだろう。ため息がでるのも必然だな。
まずはこのアパートには必要最低限のものはもちろんあるが、やはりどこか物寂しいものがある。
いずれインテリアを買いに行かないといけないな。
「学校…か」
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