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運ばれた後、優介は 自分の体の前にいた。
いわゆる霊体になっている もちろん周りからは、なにも見えない。
優介「皐月…聞こえないんだろうな。僕の声聞こえるかな?ねぇ?見える?」
目の前で、優介の手を握りしめて泣いている皐月に話し掛けるが聞こえるはずは、なかった。
そして
ピー と言う電子音が聞こえる
皐月「行かないでよ!御願い!ねぇ起きてよ。」
皐月は懸命に叫ぶが蒼白になった優介の顔はピクリとも動かなかった。
そして優介が言う
優介「ごめんよ。起きれないんだ、君を助けるためなんだよ。ごめんね、僕のことを忘れないでくれ…本当に本当に君を愛しているよ皐月…」
最後に息を吸うと
「またね…皐月」
そういうと優介は 自分の体から 手を離し、光の中に消えていった。
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