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悠side
………三人とも喋らねぇし…特に後ろ二人…(小十郎とロイ)
烏哭は烏哭で…俺の煙草を勝手に吸ってやがるし…
烏哭「ねぇね、悠ちゃーん?零ちゃんとはどんな関係?」
あ?…こいつ…何でこんな笑顔なんだよ。言いたくねぇし…
煙草に火を付け、開けた窓の隙間から煙吐き出しながら烏哭に少しだけ視線を向ける。
大樹「知ってどうすんだよ?……友達だよ、友達!」
説明が面倒臭い…
ロイ「付き合ったりはしないのかな?仲は良さそうだが、ね?」
わー…烏哭より笑顔だ。零が喜びそうな笑顔っていうんだろうか…女受けの良さそうな。三人とも言えよ、的な雰囲気だし、小十郎はマジで睨み怖ぇし…言いたくはねぇけど…
悠「……あー……元カノ、だから、な」
深い溜め息と共にその言葉を吐けば三人とも突然ニタリ、と表現出来るような笑顔。
ロイ「?…別れた理由は知らないが…零は結構可愛い顔しているだろう?何故別れたんだい?」
烏哭「えー…悠ちゃんも可愛いよー?」
………本人が聞いたら全否定だろうよ。
というか、こいつら…絶対…目、おかしいだろ。
…何でこんな然り気無く色恋話するような輩を俺と一緒にしたんだよ、あのバカ!
悠「マジでお前ら目おかしい!…可愛いなんて嬉しくねぇし!っつかもう着くから…俺の煙草勝手にスパスパ吸うの止めろよな!」
烏哭の手中に収まってた煙草とライターを奪い取ってズボンのポケットへと押し込めば。
あーとか言いながら寧ろ愉しげな烏哭。
…ったく零も何でこんな面子にしたんだか…
後で覚えてろよ、零のやつー…
なんて言ってる間に到着ー。
買うのは日用品に…服…食材、くれぇかな…あとは思い付いたら、零と相談だな。
よし、買い物開始!
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