それぞれの秘密

6/23
前へ
/60ページ
次へ
エミリア「だっだって、あんたとミナガルの戦いについていけないと思ったんだもん」 エミリアは困ったような顔でそう言った。 そんなエミリアを見て、黒夜は思った。 コイツ、絶対弱いな。 ミナガルはというと、いつの間にかうるさい叫び声がしなくなっていた。 っていうか、ミナガルの姿が見えない。 エミリアはまだそこに気づいてない。 黒夜はミナガルがどこに行ったか探っていると、エミリアの背後にいた。 ミナガルは槍をエミリアに振り下ろした。 黒夜「エミリア危ない!」 黒夜はそう叫んでエミリアを突き飛ばした。 黒夜は振り下ろされた槍を刀で防ぐ。 そしてミナガルに遠くにある壁の方へ体ごと飛ばされた。 黒夜「がはぁ!!」 壁にぶつかり、黒夜は口から血を吐いた。 エミリア「くっ黒夜!」 エミリアはそう言って黒夜に駆け寄った。 エミリア「だっ大丈夫黒夜!?」 黒夜「大丈夫なわけねぇだろ」 黒夜は当たり前のようにそう言って立ち上がる。 エミリア「ゴメンなさい」 エミリアは泣きそうに震えながら言った。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加