それぞれの秘密

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黒夜はエミリアにいろいろなことを聞いた。 科学界、魔法界、魔物のこと。 話によると、まず科学界は、科学技術が進化している世界。 それと魔法界は魔法の技術が進化している世界。 魔物は科学界で言うと原生生物、その原生生物が間違えた進化を遂げた生物。 どれもこれも、なんとなくでわかった。 エミリアは話終えると楽しそうに、俺について聞いてくる。 エミリア「ねぇねぇ、黒夜はなんでここにいるの?見たところアタシと年が一緒っぽいし、普通なら高校に行ってると思うけど・・・なんで?」 黒夜「俺は依頼されてここにきた。それだけ。後俺は、高校には受験してない。まぁ年は16だがな」 エミリア「16ってアタシと一緒じゃん!あっでもなんで受験しなかったの?」 コイツ、俺の痛いとこつくなぁ。 黒夜「俺は元々ある人にいいように使われているから、受験なんざできなくなったんだよ」 エミリア「えっでも親は?そのある人にいいように使われてるなら親にチクって警察に逮捕してもらえばいいじゃん」 エミリアに当たり前のようにそう言われて、黒夜は悲しげな表情になる。 黒夜は迷う。 自分の秘密をエミリアに言ってもいいのかどうか迷う。
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