それぞれの秘密

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エミリア「あっ言いたくないなら言わなくていいよ。無理して言う必要はないよ」 エミリアは黒夜の表情に気づいて、救いの手を差し伸べた。 黒夜はそれに甘え、言わないことにして、一言「ゴメン」とエミリアに謝った。 エミリア「いいよ謝らなくて」 エミリアは笑顔でそう言う。 黒夜は本当に申し訳ない気持ちになった。 その時、黒夜は周りの異変に気づいた。 前方になにかが来る。 とてつもなくドス黒い気配がする。 黒夜は身構える。 エミリアは身構える黒夜を見て、不思議そうに聞いてくる。 エミリア「どうしたの?身構えたりして?」 どうやらエミリアは気づいてないらしい。 黒夜「早く構えたほうがいい。なにか来る」 黒夜はエミリアにそう言って自分が持っていた刀を前に構えた。 エミリアも杖のようなものを構えた。 大方あの杖のようなものは魔法を使うものなのだろう。
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