プロローグ。

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地球。 それは時に水の惑星とも称されるほどに透き通って美しい。 豊かで美しい水や空気、そしてその恩恵を受け命の息吹を存分に吹き込まれ育った植物、そして生物。   人は恵まれた星の住人として生まれ、その寿命を成就し死んでゆく。 この星に子孫を残し、歴史を残し、人は死んでゆく……。   人間の歴史はこの美しい惑星の歴史の中の、ほんの一部に過ぎない。 だが、そんなわずかな時の中で人間がこの星に与えたダメージはもはや計り知れない。   人間は自然を破壊し、時に互いに傷つけあう。   そして、美しい水の惑星は悲鳴をあげた……。     地球外生命体。 地球の悲鳴を聞きつけた、いわゆる宇宙人がいた。   「地球が滅びる前に、あの美しい惑星をなんとしてでも我々の手中にっ!」         これは、地球外生命体の襲来から地球を守ろうとする戦士たちの記録。   ここに、県立玉ヶ袋工業高等学校ロボット愛好会の戦いの全てを記す……。
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