ロボット愛好会。

8/31

210人が本棚に入れています
本棚に追加
/324ページ
世界一!? 大輔は困惑した。 プラモ、ゲーム、得意なことはいくつかあるが、世界一って言われると自信をもって言い切れるものはあるか分からない。 困った大輔は少年に問い掛けた。     「そ、それは難しいですね。すいません、参考までに聞かせて欲しいのですが、あなたにも何か世界一だって言える物があるのですか?」     それを聞いた少年はまた視線を大輔の方に向けると、作業の手は止めずに不敵な笑みを浮かべて言った。     「僕かい?僕はね、世界で一番頭がいいんだ。僕に解けない問題やこと学問の分野においては分からないことってのはないんだ。ちなみにIQは測定不能。既存の物差しでは僕の頭脳を計ることは出来ない」     うわっすげぇ! こいつ、世界で一番頭がいいと言い切った! つーか分からないことがないだって? その発言事態がもはやバカとしか言えない。   大輔はそう思ったが、同時に驚きを隠せなかった。 嘘でも世界一だって言い切れることが自分にはあるだろうか。 そうだ!
/324ページ

最初のコメントを投稿しよう!

210人が本棚に入れています
本棚に追加