ロボット愛好会。

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  少年の言葉に大輔は少しだけイラっとしたが、そんな事より目の前に浮かぶ3機の戦闘機がまた合体してロボットになる瞬間を見逃さないように目を見開いた。 少年がごほんと一度咳払いをすると、声高らかに言う。     「チェーンジ、バンビーナオートフォーメーションGO!」     そうすると3機の戦闘機が横一列に編隊を組み、赤を基調とした頭部分、黄色を基調とした胴体部分、青を基調とした下半身部部分が順に今度は縦一列にその並びを変化させ、次々に翼の収納をさせ合体を開始した。     「本来ロボットアニメならここでテーマソングが流れるのだが、それはまだ完成していないんだ。ところで君、作詞や作曲の能力が世界一ならその大役を任せてもいいのだが、どうだい?」     少年は大輔にそう問い掛けたが、大輔はそんな声など聞こえない素振りでロボットの挙動に見入っていた。     「まぁいい。テーマソングはそのうち僕が考えるよ」     少年は少し残念そうに言った。  
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