ロボット愛好会。

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いや、きっと聞き間違いに違いない。 そもそもあんなヤンキーがロボット作りを好んでやるようには到底思えない。 そうだ、きっと聞き間違ったに違いない。 大輔はそう自分に言い聞かせながら、改めてロボット愛好会の者がいないか探してみた。 ところがいくら探してもその姿を見つけられない。 業を煮やした大輔は、近くにいた他の愛好会の新人勧誘をしていた生徒に聞いてみた。     「ロボット愛好会?あぁ、それなら体育館裏の倉庫の中にいるんじゃないか。ところで君、ロボット愛好会になんて入るつもりなのかい?悪いことは言わない、やめときなよ」     体育館裏の倉庫だって? 何度も全国優勝しているような名門愛好会が、なんだってそんなところで活動しているんだろう。 しかもやめとけって。 まあ行ってみれば分かるか……。   大輔はとにかく言われた通り、まずは体育館を目指して歩いた。 正面入り口から裏へとつながる通路を見つけその先へ進んでみると、そこに古ぼけた倉庫があるのを見つけた。 そこには今にも崩れ落ちそうな古びた木製の看板に『ロボット愛好会』と書かれ掲げられていた。
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