ロボット愛好会。

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なんだこれ? こんなところに本当に誰かいるのだろうか? そう思いながらも大輔は入り口の扉をノックしてみる。 だが、返事はない。     「こんにちはー、誰かいませんかー?」     少しだけ張った声で呼びかけるが、やはり返事はなかった。 大輔は一瞬躊躇したが、思い切って扉を開けてもう一度、さらに声を大にして言う。     「誰かいませんかー!」     そう言って中の様子を確認すると、そこには1人の少年の姿が確認できた。 少年は不思議ないでたちをしていた。 ぼさぼさの頭に丸い眼鏡、そして白衣。 まるでテレビやマンガでよく目にする『博士』と呼ばれるキャラクターのような姿だ。 そんな『博士』のような少年は行っていた作業の手を止めて、ちらっと大輔の方を見る。 だがまたその視線を自分の手元に落とすと、続けていた作業を継続した。     「で、何か用かい。冷やかしならその扉をしめて早く帰ってくれないか。今僕は忙しいんだ」     少年がそう言うと、大輔は慌てたように言葉を発する。  
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