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楓は走って走って走って靴が脱げても走って走って… 着ていたドレスが汚れても構わず走った。 (こんな…所…早く…脱け出したい…) その瞬間チクッとした痛みが肩に刺さった。 (いっ…た) 痛みに構ってられなかった それでも、楓は走るのを辞めなかった。 もうすぐ…出口だ…と思った先に居たのは、銀と永久が仁王立ちして、まるで、私の居場所がわかってるかのように思えた。 銀・永久(たく…いい加減…捕まってくれよ) 楓(嫌よ!何で私が…あの人の妃にならなきゃ行けないのよ!) (妃になるなら、出ていく) フラッ 視界が歪む 銀(お嬢様…体調が優れないですか?顔色が真っ青ですよ…) 楓(平気だって…心配しないで) 永久(仕方ねぇな―) ヒョイッ 楓(わわっ///何するんですか/////) 楓は永久の腕の中にある 永久(いい加減…諦めて下さい) キラースマイル発動 コイツにはなに言っても 聞いてくれなさそうだった
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