第一章。

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さぁ。新しい学校生活の始まりだ。 朝のホームルームまで友達と話すか 「よう!一ノ瀬!」 「元気だったぁ?」 懐かしい中学時代の友の声がした 。 「おう。山内に、國府田じゃねえか。おまえ等こそ元気だったかよ。」 國府田が妙に女らしくなっている。 「チョット、聞いてる?私の事覚えてる!?」 もちろんだ、國府田 美優(くにふだ みゆ) だろう。 卒業式に何の躊躇い(ためらい)も無く俺の第二ボタンをちぎったやつだ。 「何その言い方は!」 分かったから、朝早くから大声を出さないでくれ。頭に響く。 あと、オマケの山内 一輝(やまうち いっ き)だろう「オマケとはなんだ、オマケとは!」 分かったから席につけ。担任が来たぜ? ゴホン、と、一咳ばらい。 「やぁ、諸君、お早う。早速で悪い。先生もまだ皆の名前をあまり覚えていないんだが・・・転校生を紹介する。」 まわりがざわつく。あたりまえだ、そんなの。 「今日より皆と過ごす『天海 唯』さんだ仲良くな。」 信じられるか?学校生活1日目だぞ? 「今日から皆と一緒になる、天海 唯(あまみ ゆい)ですっ!ヨロシクお願いしますねっ」
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