日常

3/8
前へ
/8ページ
次へ
あの後、部屋に戻り制服に着替えると、家族に挨拶をして、テーブルのトーストをくわえながら、家を出た。 家のガレージから、バイクを出しトーストをかじりながら、ダンキをする。 いつもと変わらぬ朝だ。 (ブオォォン) トーストを口に詰めると、アクセルを回しバイクの調子を確認する。 (バタン!) ??『お兄ちゃ~ん!乗せてってよ~』 家のドアが閉まる音と同時に小走りでツインテールの美少女の部類に入る龍一の妹がやって来た。 龍一「早く乗れ」 そういって、ハンヘルを投げる龍一。 これまた、いつもの朝の光景らしい。 少し珍しいかもしれないが龍一のバイクは、グースサンパンだ。 龍一は、妹をタンデムシートに乗ったのを確認すると、ゆっくりとバイクが動き出した。 龍一「心愛(ここあ)ちゃんと掴まれよ」 心愛『うん♪』 龍一の高校は、バイクで25分、心愛の中学は、その途中で、5分ぐらいで着く、それでも歩くと30分ぐらいになってしまう。 心愛は、龍一がバイク通学を始めてから、すっかり兄に甘える様になってしまった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加