0人が本棚に入れています
本棚に追加
あの後、部屋に戻り制服に着替えると、家族に挨拶をして、テーブルのトーストをくわえながら、家を出た。
家のガレージから、バイクを出しトーストをかじりながら、ダンキをする。
いつもと変わらぬ朝だ。
(ブオォォン)
トーストを口に詰めると、アクセルを回しバイクの調子を確認する。
(バタン!)
??『お兄ちゃ~ん!乗せてってよ~』
家のドアが閉まる音と同時に小走りでツインテールの美少女の部類に入る龍一の妹がやって来た。
龍一「早く乗れ」
そういって、ハンヘルを投げる龍一。
これまた、いつもの朝の光景らしい。
少し珍しいかもしれないが龍一のバイクは、グースサンパンだ。
龍一は、妹をタンデムシートに乗ったのを確認すると、ゆっくりとバイクが動き出した。
龍一「心愛(ここあ)ちゃんと掴まれよ」
心愛『うん♪』
龍一の高校は、バイクで25分、心愛の中学は、その途中で、5分ぐらいで着く、それでも歩くと30分ぐらいになってしまう。
心愛は、龍一がバイク通学を始めてから、すっかり兄に甘える様になってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!