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それからアレクとは、3回ぐらいジュニア大会で会う事があり、その3回とも嫌がるアレクにまとわりついていたことを覚えている。
『アレク!』
『ヒカリ・・・、君もこの大会に出ていたのか・・・』
『うん!』
『知っていたら出なかったのに・・・』
『何?』
『・・・いや、なんでもない』
こんなふうに会話からわかるように、私はアレクに非常に嫌がれていた存在だったのだ。
『水が飲みたい!』
『それが水だが?』
『違うって! 普通の水は、こんなシュワシュワ言わねぇもん!!』
『水はこれしかないんだからこれで我慢しろ』
『こんなの嫌だ~! 普通の水を探しに行こよ~』
『馬鹿を言うな。もうすぐ開場なんだぞ』
『喉が渇いた~!』
『飲みたければ、自分1人で探しに行け』
文句を言いながらも、アレクは、海外に不慣れな私の面倒をよく見てくれたと思う。
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