第一章~序章~

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「君は確かにいい選手だ…しかし、守備だけでウチに入るのは無理だ…」 そう言うと、橋爪は篤志の手を振り払い歩いていった。━━━━━ 「ちっくっしょう!!!」 ガンッ! 床を叩いて悔しがる。堪えていた涙が一気に溢れ出して来た。━━━━━ 周りでは、喜びの声や悔しがる声が響き渡っていた。━━━━━ しばらく泣いた後、篤志は後ろに人の気配を感じて振り返った。━━━━ そこに立っていたのは栄次だった。━━━━
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