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次郎side
もおぉぉぉ
俺遊園地なんか来ても何も乗れねーよ
一郎くんはもう釣りに行ってしまった
三「まずはやっぱジェットコースターでしょ!!」
うそおっ
一番無理だよ乗れねーよ‥
五「いいね~次郎くんどうする?いつもびびって乗ってないけど(笑)」
次「おまっ!言うなよ!の、乗ってやるよ!」
なんか四郎くんにカッコ悪い姿見せたくないという気持ちから思い切って言ってしまった
三「じゃあみんなで乗ろ~!」
あ~も~こえーよ~
ジェットコースター乗り場の前まで来たとき
次「うおっ!」
後ろに何かが引っかかって前に進めない
振り返ると四郎くんが俺の服を掴んで俯いていた
次「四郎?どした?」
四「えっと‥俺‥ジェットコースターは‥」
あら?怖いのかな?絶対こういうの好きだと思ったのに‥
次「ん?四郎怖い?」
四「ち、ちがっ///俺、こういうの乗ると気持ち悪くなるんです!」
ふはは‥真っ赤!素直じゃないな~
すごいかわいい‥
三「あれ~四郎乗らないの?」
次「四郎、怖いんだって~」
四「だから違う!///」
五「じゃあ次郎くんどうする?」
次「四郎ひとりになっちゃうし乗らない‥」
五「やっぱりびびりか(笑)」
三「じゃ、五郎くん行こう」
びびりじゃないわ‥
優しさだわ‥
四「‥」
次「‥」
うわ‥2人いないと沈黙だ
気まずいな~
四「‥あの、次郎さん?」
次「ん?何?」
四「この前はありがとうございました‥」
この前‥ああ、学校でのやつか‥
四「ちゃんとお礼言ってなかったなって‥」
次「大丈夫だった?」
そう聞いたら四郎は俯いて黙ってしまった
四「‥じ、次郎さん?」
俺はいつの間にか四郎を抱きしめていた
あんなの怖かったに決まってる
次「大丈夫だよ‥大丈夫大丈夫‥」
四「次郎さん‥来てくれて嬉しかった‥でも、またあんなことあったらどうしようと思って学校行くのが怖いの‥」
そう言って泣き出す四郎を俺は優しく抱きしめるしかできないのが悔しい
でも大丈夫ということを出来るだけ伝えたくて出来るだけ強く抱きしめた
三「あ~っ!次郎くんが四郎ちゃんに~!!」
うわっ!
いきなり三郎ちゃんが叫んだ途端、四郎が俺を押して離した
恥ずかしかったのかな‥
五「四郎、顔赤いぞ~」
四「‥っ/////」
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