◎ゆうえんち

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  三「よっしゃ~次は‥あれだ!」 ピシッと三郎ちゃんが指差したものはお化け屋敷 まあ、ジェットコースターよりましか‥ 激しくないし高くないし‥ でも、ふと横を見ると珍しく五郎が俯いていた 三「五郎くん?行こ?」 五「‥」 三郎ちゃんは少し無理やり五郎を連れて行ってしまった 五郎、怖いのかな‥ 珍しい! 次「‥四郎、行こっか!」 俺たちも‥と思い、四郎を見ると五郎と同じで俯いていた 次「‥四郎、怖い?」 四「ちがっ‥えと‥」 次「ほら行くよ!」 四「わっ!」 かわいくて少し意地悪してみたくなり、俺も無理やり引っ張って行った 中に入ると9月だけどまだまだ暑い外とは違い、ヒヤッとした空気が流れた 俺が懐中電灯を持って前を歩き、その後ろを四郎が歩く もうそろそろなにか起こるかな~と思っていたとき‥ 次「え?四郎?」 四郎の腕が俺の腕を絡めた やべぇ‥今スッゴい密着してる‥ 心臓の音が早くなる そのとき四郎が震えてるのに気が付いた そんな怖かったんだ‥ ある部屋に入って奥に進んだとき、いきなり後ろのドアがしまった 次「うおっ」 四「ひゃ‥」 次「びっくりした~え?四郎‥」 間抜けな声を出してしまった俺に対し、小さな声を出した四郎は俺に抱きついて震えていた そんな怖かったか? いや‥四郎が相当怖がりなんだろう かわいくなって、ギュッと抱きしめ返した 四「‥あ、え?あ!すみません‥」 そう言って胸を押してきたから離してやった 四「すみません‥こんなことで怖がって‥俺、なんか弱いですよね‥」 次「そんなことないよ‥なんか守りたいって思う」 四「‥っ///」 あ‥俺、なんて言った? 守りたい‥? 何言ってんだろ うわ~なんか恥ずかしい 俺は四郎くんと目を合わせることが出来なくなり、早足で先に進んだ ちゃんと、四郎が付いてきていると思いながら _
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