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キーンコーンカーンコーン…
潤「真ー知!行こうぜ?」
真「うん!」
彼は僕のクラスの委員長で、友達の堂本潤一くん。
用事がない限りはいつも祐樹と潤一と僕の三人で第二保健室で昼食を食べる。
僕のお弁当は祐樹が毎朝栄養のバランスを考えて作ってくれてる。
もちろん栄養の偏った食事は駄目だし、味が濃いものも食べれない。
だから僕が食べるのは味の薄いものばかり。
お菓子なんて、食べたことない。
あ、潤一には病気の事を言ってるんだよ。
本当は潤一には言うつもりなかったんだけど、もし授業中に発作とか起きたらどうするんだ!って祐樹が言うから、仲良くて学級委員をしてる潤一にだけ言ったんだ。
綾「いらっしゃい。」
保健室に行くと、アヤちゃんが笑顔で出迎えてくれる。
綾「今日は体調良さそう??」
真「んー。まあまあかな。」
綾「…………。」
真「…………。」
綾「…………。」
真「……ごめんなさい、嘘です。」
あー、ばれちゃった(泣)
綾「…全く君は。」
真「うっ…。」
申し訳ないです。
朝は体調良かったんだけど、三時間目くらいからちょってきつかった。
綾「倒れちゃったらどうするの?!貧血で倒れるのとは事情が違うんだよ!」
真「シュン…。ごめんなさい」
綾「……僕が言いたい事、君が一番分かってるでしょう?」
真「………はい。」
アヤちゃんは、分かればよろしい。と言って頭を撫でてくれた。
頭撫でられるの、好きだなぁ。
謙介も、以前はよく頭を撫でてくれた。
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