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三人の若者の名前はそれぞれアイク、セリオス、ヴィットである。
王様も最初から簡単に魔王討伐を引き受けてくれる輩じゃないことは百も承知だった。
「別にタダとは言っておらんぞ、成功報酬五千万ゼルでどうだ?」
「のった!」
アイクは即答した。
「…俺は金なんかで動かないが……愛のために戦おうじゃないか」
セリオスは訳の分からないことを言ってるが、結局は金のために引き受けた。
「なるほど、興味深い金額ですね…均等に三等分出来ないところがなんとも言えません」
ヴィットも賛成のようだ。
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