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「おはようございま~す。」
私がいつもより少し遅く出勤すると
店長はすでに開店の準備を進めていた。
「今日は少し遅かったねぇ。何かあったんですか?」
そうそう、そこが大事なとこだった。
「それが私の友達が元彼に付きまとわれて大変なんですよ。」
店長の顔が一瞬変わったのを私は見逃さなかった。
「ほう。……何か手伝いましょうか?」
やっぱり!おせっかいの店長ならそう言うと思った。
私はそれを気取られないように説明を始めた。
「で、良かったら今日ここで二人でしっかり話をつけたいらしいんです。いいですか?」
この店長になら聞くまでもないが一応聞いてみる。
「はい。いいですよ。
ここのカウンター席を空けておきましょう。」
やった。早速電話でOKの返事をだす。
「なんか彼氏の浮気が原因らしいんですけどね。」
店長は何やら考えているような顔をしている。
おそらく『予定』をたてているのだろう。
そのあとはいつも通りに店を開店させ、いつものように わりと 忙しく仕事に没頭する。
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