奇兵坂

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敦子は、目をつぶり顔を近づけた. 「敦子」 公亮は敦子の唇に自分の唇を重ねた. 「きゃ」 敦子の唇は柔らかくマシュマロの様だった. 「敦子。テレビ見るか?」 「いいよ」 テレビに電源を入れると薄暗い車内が明るくなった. 最近、売れっ子の司会者が出ていた. 「えー今夜は奇兵坂について奇兵坂は何故その名が着いたのか知られざるエピソードをご覧下さい」
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