嗚呼、憧れの…

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朝、昼休み、移動授業、放課後に芦原先輩を監視するというのが主な活動内容だった。 そして、目が合っただけでみんな気絶しそうになっていた。 そう、 まるで恋する乙女のように。 しかーし!! 俺は断じて恋する乙女ではない!! 純粋な憧れと尊敬から先輩を応援しているんだ!! なので、正直な所、親衛隊をやめようか迷っている。 「ふーん・・・  それより、昨日のドラマみた!?」 と、歩は納得できない顔をし、すぐに話題を変えてきた。 「もちろん見たよ!」 と、それから授業が始まるまでドラマの話で盛り上がった。 .
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