嗚呼、憧れの…

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「あ・・・」 授業中ふと窓の外を見ると、芦原先輩がサッカーをやっていた。 どうやら体育の授業のようだ。 ついでに、俺の席は窓側の一番後ろなため、外を見るには特等席だった。 クラスメイトと楽しそうにサッカーをする芦原先輩。 俺と芦原先輩との距離を改めて感じさせられた。 俺がどんなに芦原先輩を憧れて、尊敬していても、この想いは決して届くことはないと言われているようで、自然とため息がもれた。 親衛隊に入ったからって、芦原先輩との距離が縮まるわけでもなく、ましてや会話なんて絶対にでない。 自分の無力さと行動力のなさに哀しくなる。 芦原先輩とバスケの話がしたい なんて、 決して叶うことのない夢だろう。 .
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