嗚呼、憧れの…

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「智喜。親衛隊の会長が呼んでるぞ」 と、授業が終わり、片付けをしていると、歩が話しかけてきた。 「あ! 本当だ」 と、俺はクラスのドアの前で俺を待っている親衛隊の会長のもとへ急いだ。 「どうしたんですか? 奥村先輩」 親衛隊の会長をやっている奥村寛人(オクムラヒロト)先輩。 芦原先輩と同じ2年生。 頭がよく、黒ぶち眼鏡とサラサラの黒髪が印象的だ。 「明後日の金曜日に急遽、会議を開くことになったんだけど、出席できる?」 「明後日ですか・・・・多分大丈夫だと思います」 「そっか。 あと、クラスの他の子にも伝えといて」 と、奥村先輩は用件だけ言うと、すぐに自分のクラスに戻っていった。 「なんだって??」 と、席に戻ると、尽かさず歩が声を掛けてきた。 「んー・・・ なんか会議するみたい」 と、歩み言うと、クラスの他の親衛隊の人たちに知らせるために席を立った。 .
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