嗚呼、憧れの…

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――――――――― ――――― ――― 「じゃぁまた明日なー」 「うん、じゃぁね」 歩に別れを告げ、智喜は家へと急いだ。 歩はサッカー部に入っているため、放課後は部活で忙しい。 俺はというと、自分の家の近くにあるコンビニでアルバイトをしている。 中学と同じバスケ部のマネージャーをやろうとも、もちろん考えた。 しかし、芦原先輩の影響でマネージャーの応募者がびっくりするほど多く、テストによってマネージャーを決めることになってしまったのだ。 そして、なんとそのテストが俺の苦手とする運動だったんだ。 それは、親衛隊などの引きこもりは運動が苦手という安易な考えから決まった。 また、サポートとして練習に参加することもあるからだ。 もちろん、俺はマネージャーになることはできなかった。 かといって、他の部活にもそれほど興味がなかったため、代わりにアルバイトをすることにした。 お金も稼げて一石二鳥だし!! .
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