第一章、逆らうことが出来なくて…。

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「そうなんですかぁ~?お嬢様の通う学校って、確か私の母校でしたよねぇ~?」 その質問の答えを聞く前に、女性は更に話を続けた。 「確かあそこの寮生活には他の学校にはない決まりがありましたよね?そのパートナーは決まったんですかぁ?」 パートナーってなんだろう? 寮の相部屋に相手を予め決めなきゃいけない制度なのかな? ってそんなわけないよな。入学式前にそんなこと聞かれても分かるわけないし。 そんなことをふと考えていると、お嬢様は少し困ったように片手を頬につけながら答えた。
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