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「彩牙先輩は昨日、『やっぱりボルドー産が最高だな』って言ってましたよ♪」
まさかの、助かるはずが、ピンチに追い込まれた。
彩牙が慌てている時に、見ず知らずの人が助け船を出した。
「ちょいとアンタら♪フランスでは16で飲酒できるのヨン♪」
初めて聞く低音の擦れ声に、オネェのような語尾。
彩牙は気付いた。
この人はハーフで、性別も“ハーフ”だと。
「だから、ダーリンの飲酒は大丈夫ですワヨン♪」
例のオネェ系が彩牙をダーリンと言っている。
いい忘れていたが、彩牙もチャーリーも有佳里も初対面だ。
「彩牙、オマエさんの連れカ?てか、オマエBLなのか?」
「何がBLだ!“坊主&ロン毛”って何の事だよ~!」
思ってた通り、チャーリーは彩牙のボケをスルーだ。
「今頃名乗ってゴメンねェ~♪ワタシ、ジャンヌ松井よ♪彩ちゃんとのバトルは楽しみネェ♪」
彩牙は次の対戦相手がジャンヌだとその時知った。
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