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「チャーリー、お願いだからヒントを来れ!」
しかし、この大きな会場で、不正を恐れた彩牙の小声は届くはずがなかった。
(解答の時間は後1分だろう。もう、勘しかない。)
彩牙の頭にその言葉が浮かんだ時、チャーリーが足元から何かを取り出そうとしている。
ゴソゴソ…トン
チャーリーが取り出したのは、日本のコンビニで買って来た“冷やし中華”だった。
(フランスで冷やし中華かよ!しかも、1週間前のだぞ!)
チャーリーは、いかにも“飲食禁止”を意味しそうなマークがあるにも関わらず、美味しそうに食べている。
その瞬間、彩牙は重大な事に気付いた。
(まさか、“冷やし”の“184”じゃないのか!時代もそれぐらいなはず!お願いだ、当たってくれ!)
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「ありがとよ、チャーリー!これで次に進めるぜ!」
「お礼は要らんし、カネも要らんゾ。でも、レディは欲しいナ、エヘヘ♪」
結局、彩牙は年号問題で逆転し、見事にジャンヌを倒した。
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