ユウウツな微分・積分

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―――フランス会場 「そうだ、彩牙。今度はダブルスだろ!誰と組む予定なのカラス?」 「オイ、オイ!俺は今聞いたぞ!早く教えろよ!」 「そうか、スマンゼヨー♪オレサマが強い奴連れて来ようかん♪裏のカネならタンマリと有…スカッ」 彩牙は目を疑った。 渾身の右ストレートをチャーリーはかわしたのだ。 (ウソだろ!避けるなんてチャーリーらしくない!) 「アッ!オレ、覚醒しちゃったゼ♪」 シュー…ドドドドド その瞬間、チャーリーは 上空遥か彼方へと飛んで行った。 「もう!酒井先輩なんてほっといて、私と組ませんか?私にとって、先輩は一番大切な人なんです!」 (あれ~💧なんで、ストレートに言っちゃったの💦) 自分の言動を思い出すと、有佳里は恥ずかしくなって、顔を真っ赤にした。 「ゴメン、俺をそんな風に思っていたなんて知らなかった💦分かった、有佳里ちゃんと組むことにする!」 有佳里はとびきりの笑顔を見せたと思ったら、すぐに顔を下に向けた。 彩牙は初めて有佳里の仕草にドキドキした。
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