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―――二日目、インド郊外
「有佳里ちゃん、どうしたんだろう?」
有佳里は、デートの約束した時間から一時間経っても来なかった。
さすがに心配になった彩牙は何度も電話をかけてみた。
……ピロロロ
ツーツーツー
「やっぱりかからない💦有佳里ちゃん、まさか事故にでも遭ったんじゃ…いやいや、悪い考えはよそう💧」
彩牙はとりあえずこの付近で有佳里を探すのだった。
―――インドのとある倉庫
(ここは何処だろう?)
有佳里は暗く静かな、どこかの倉庫にいる。
(さすがに、チャーリーはここまでする人ではないと思うけど💧)
有佳里は服こそは着ているものの、口はガムテープで塞がれ、手足はロープで縛られていた。
ガラガラ
(誰か入って来た💧ヤバイ、早く逃げなきゃ💦)
扉の開いた瞬間、2人の男が見えたが、知らない顔だった。
逃げようとするも、手足が不自由だと前に進めない。
(彩牙先輩、お願い助けて!)
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