プロローグ

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「ねぇ、約束なんだからね」 彼女は念を押した。 「うん、分かった。探すよ、一生かかっても」 僕はそれにそう答えた。 適当ではない。絶対。 「見つけたら必ず届けてね!」 「うん。必ず届けるよ」 必ず。 僕たちは誓った。 その願いを叶えるために。 また僕たちが出会うために。 それは小さな頃の小さな誓いで約束。 必ずの約束。 僕たちのつながり
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