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ずいぶん遠くまで来たな~。
キャー
どこからか女の子の声。
「ど、どうしたんだろう」
放っておくにもいかず、女の子の声がした方へと向かった。
そこには僕と同じぐらいの年齢の子が男二人にからまれていた。
「な、なにしてるんですか!」
思わず出た声。
それに反応した二人。
「なんだテメェ」
「こっちはちょっと忙しいんだよね」
二人は僕を払おうとした。
「い、嫌がってるじゃありませんか!」
怖い。
「うるせぇな! 邪魔スンナや!」
「だよね。君、早くどっか行っちゃいなよ」
それでも……
「その人から離れてください!!」
大声を張り、女の子を庇った。
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