・始まりの春

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「うん。ごめんね,また話しそれちゃった。」 「みゆ,亜実といるとそればっか。」 「こっちだって。」 そういうと,2人は少し笑った 「みゆたち,シュガーちゃんと仲良くなりたいなぁと思って。」 「そうそう。同じクラスになったのも何かの縁だしね。私は亜実。」 「みゆは美優だよ。シュガーちゃん,自己紹介あんま聞いてなかったでしょ?」 美優ちゃんがいきなり図星をついた。 「どうしてそれを…?」 「やっぱり。シュガーちゃん,ずっと窓の向こう見てたもん。みゆもつられて見ちゃった。綺麗な空だねー。」 そういうと美優ちゃんはいたずらっ子のような表情で笑った。 「うん,そうだね。」 そんな美優ちゃんをみて思わず笑顔になる。
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