・始まりの春

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「あーっもうっ。かわいすぎるよ。」 「ほっとけないよねぇ。」 さらに盛り上がる亜実ちゃんと美優ちゃん。 私,真剣に言ってるんだけどなぁ…。 「つまり,萌がかわいいってこと。褒められてるんだから。」 「えっ…そうなの?」 「そうそう。あっヤバッ。先生に呼ばれてたの忘れてた…。」 「美優の馬鹿。」 「だってシュガーちゃんと仲良くなりたかったんだもん。」 美優ちゃんはそういって「えへへ」とはにかんだ表情で笑った。 「じゃあ,みゆ行くね。シュガーちゃん,舞ちゃんこれからよろしくね。……亜実ー?」 「しょーがないっ。ついていってあげましょう。じゃあねっ。」 そういって2人は教室から出て行った。
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