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「よかったら,私の分も聞いてきて欲しいなぁ？」
そう言ったまいまいはどこか期待に満ち溢れた目をしていた。
まいまい,きっと職員室に行くのが面倒くさいんだ…。
「わかった。まいまいの分まで知識詰めてくるね。」
私は少し呆れながら返事をした。
笑ったつもりだけど,他の人からみたら,きっと苦笑いに見えるだろう。
「あはは。ありがとう。」
「佐藤,勉強できんの？」
「蒼太くん知らないんだ。萌,頭いいよ？」
「だから,頭悪いってば！じゃあ,行ってくるね。」
「いってらっしゃーい。」
教室から出るときに｢日誌,書くの手伝うよ。｣という青山くんの声が聞こえた。
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