第二章

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 センリの横にいきなり現れたゴスロリ幼女を見て、センリが目を丸くしている。まあホラーというかダークというかそんな光景からいきなり自分よりも小さな少女が出てきたのだから、そんな反応になるのも仕方ない。  そんなセンリをディアナは興味深気にまじまじと見つめる。見つめられたセンリはビクビクしながら少し俺の方に寄ってきた。 「センリ、こいつはディアナ。この王国で所謂神として崇められてるっぽい存在だ」 「所謂ではない。正真正銘神じゃ」 「え、あ……? 神、様……? この子が……?」  俺の言葉にセンリは微妙な表情でディアナを見た。こんな子が神様? みたいな、疑っている目だ。ただ、いきなり現れたからメッチャ怯えてるけど。 「まあこんな姿じゃからな、疑うのも無理はない。わらわとしては信じてもらわんでも結構じゃ。目的を果たせられればそれでよいのじゃからな」 「も、目的……?」  さっきからディアナに対して怯えまくりのセンリを見てると、こっちが哀れになってくる。どんだけ内気なんだよ。人見知りってレベルじゃねーぞ。ごめん言いたかっただけ。 「あー……大丈夫大丈夫。別にセンリの身体になんかしようって訳じゃねーから。そんなに怯えんなって」 「ほ、本当……ですか?」 「場合によっては何かするかもしれんがの」 「ひっ……!」  ニヤリと笑って言うディアナ。 「怖がらせるようなこと言うなよ……」  
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