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それからの私達は互いに少しずつ色んな話しをするようになった。
ヒロの過去。
たくさんの女の子の話し。聞けば皆退くだろう…と心の中で思う。
でもたった一人切れない女の子。
こんなヒロを理解している彼女の話し。
ヒロ。
気づいてないよ。
ワガママで手がかかるなんていいながら
その無愛想な笑顔が
幸せそうに見えるよ。
ヒロの事をたくさん知って
も特別な感情はなかった。
毎日二人で話して
仕事帰りにご飯食べに行って。
男
なんて意識なくて
もちろん私も
女
なんて意識されなかった。
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