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某テレビ局のスタッフである主人公は15年のベテラン。
斬新なドッキリを多くの人間に仕掛けて来た。
アイドルのプロポーズドッキリ、芸人の余命ドッキリ、俳優の痴漢ドッキリ。
ドッキリを仕掛ける事が人生の糧になっていた。
そして主人公は長年交際していた彼女と結婚し、テレビ業界を続けながらも、幸せな生活を続けてゆく。
そんな中、主人公自身が内輪で「妻の余命ドッキリ」を仕掛けられる。
最初は困惑していたが、仕掛けられたイタズラだと分かるとほっとして胸を撫で下ろす主人公。
しかし、ネタばらしの中で妻から告白された事実に仰天し、発狂してしまう。
ここは箱庭だった。今までドッキリを仕掛けて来た主人公の生まれ育って来た人生の全てが、仕掛けられたドッキリだったのだ。
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