平和で平凡な世界からの排除

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ムト 「ん~ うん…体は万全…かな?」 ムトが起きた それを見ていたかのように老人が部屋に入ってくる 老人 「調子はよくなったかの?」 ムト 「うん! 体調は良いと思うよ」 老人 「そうかそうか」 ムトの頭をなでながらいった 老人 「さて…これからどうするか…決断はできたかな?」 ムト 「まだわからない でも…あれは避ける事はできなかったのかな… もし避ける事ができたのなら僕は知っておきたい」 老人 「そうか… 知りたい…か… でもな…これは…いやあの事件は知らないほうがよかったと…思う日がいつかくるかもしれんぞ?」 ムト 「うん…そうかもしれない でも…」 老人 「今ならこのまま平和に何も知らずに生きていけるのだぞ?」 ムト 「でもね…でもみんな自分が死んだ事すらわからないままなんだよ? ママも…このままじゃ可哀相だよ…」 老人 (しかし…まだ子供じゃな…ワシの言葉を正確に捕らえれてない…あの会話でワシが何か知っている可能性はあったのにの…) 「そうか…ならば避ける事の出来ない試煉に立ち向かう事になり 力と精神と知識がこれから必要になってくるだろう…それでも本当にいいのじゃな?」 ムトはまた迷いだすが 何も言わずに首を縦にうなずいた 老人 「さっきもいったが力と精神と知識を見につける必要がある…が 今日はワシの家族たちを紹介しておこう」
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