~主人公の説明~

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あの事件から5年が過ぎた。 あの事件後、途方にくれた俺を引き取ってくれたのが五竜村の同盟村に中る エルブェル村の日向家の方々だ。 日向家は代々に渡り剣技の達人を生み出して来た名門一族なのだ。 父ダウリンは元々太刀を自由自在に操るハンターで、その太刀を降り下ろしたが最後あのリオレイアですら一方両断したとか… その娘リーナと父ダウリンが密林付近(安全エリア)にバーベキューへ行った時の話なんだが、父ダウリンが目を離した隙にリーナが居なくなってしまった。 安全エリアを全て探したが見付からず、危険エリアまで探しに行った所念の為持たせた小刀を片手に泣きじゃくって居たのを見つけ大急ぎでリーナの所へ行き抱き締め叱ったんだが 途中で父ダウリンは驚くものを目撃する…ドスランポスの死骸だ。周りに人の気配はない上ランポス以外の気配もしない。 ドスランポスの死骸をマジマジみると無惨に切り付けられた刀傷を見つけた。 父はリーナに「まさか…あのドスランポスをリーナ一人で、しかも小刀でやったのか?」 「え…ヒック!…い…きなりあおいのが出てきて…ヒック…それでね…リーナね…ヒック…いつものたんれんどうりにやったの…」 この後父ダウリンは娘の才能を見込んでハンターにさせると決意したらしい 言いそびれたけど家計は以下だ 母 ダウリン・日向 父 ディーノ・日向 娘 リーナ・日向(18歳ハンタ-) そして俺 蓮・龍騎(レン・リュウキ)(17歳ハンタ-) 以上だ 今思い返すと 引き取られた時申し訳ない気持ちとか心に残る深い哀しみとか何処にぶつけていいのかわからない憎しみとか酷い孤独感で満ちていたが今は家族同然だし孤独なんて感じやしない。 確かに肉親を全員無くした時は心が折れたしその傷はまだ胸に染み込んで離れない…けど! 今は家族がいる、大切な仲間もいる。もうそれだけで十分なんだ… だが今の俺は現象補正の力を知られてしまう事を今の俺には知る余地すらなかった。
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