始まり

5/6
前へ
/83ページ
次へ
そして土曜日、ファミレスの前に集まった達也と亮太の二人は、車に乗りながら話しをしていた。 二人は同級生で21歳、大学生の亮太は達也に良くパチンコの情報を流していた。 先週も二人はパチンコで大勝ちしており、その時の話しで盛り上がりながら車を発車させた。 「あっ。達也、そこの道を右な。」 道を知らない達也を、亮太がナビゲートしながら順調に進んでいた。 朝、快晴だった空が、この頃少し曇り始めたのを二人は気付いて無かった。
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加