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1時間後山道に入っていた達也はだんだん曇っていく雲を見ながらスピードを上げていた。
ポツ……ポツポツ…ポツ
達也が予想していた通りついに雨が降り出してきた。
「ああついに降り出したかあ、あんなに晴れてたのにさあ。」
達也はついついそう呟いた。
「山道は天気変わりやすいから仕方なくね。」
亮太はいつもの楽観視で笑いながら雨の山道の危険性など全く考えていなかった。
この時辞めておけばこれから起こる事に巻き込まれずにすんだというのに……
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