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それから5年ほど経った。
今は一切そのようなことはなく、
やはり受験の精神的ストレスだったんだろうと思う。
私は中学時代から1度も兄に対して態度を変えたことはなかった。
私が笑顔でいれば事実は残らない。
この家庭内で、私さえ黙っていれば兄が口をすべらすことはない。
受験が終われば兄は罪悪感からか
私に異様に優しくなった。
私はそれにも動じず
甘えられるところは甘えて
うまく利用していた。
このときうまく生きることを
学んでいったのかもしれない。
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