20XX.9.26

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がっちりとホールドされた身体が、全く言うことを聞かなくて。 首元に感じた、熱い吐息。 瞳を上げた先。 絡み付いた、妖艶な瞳。 「…ちょっ神坂、待っ……」 「ちょっと黙ってて……。」 アイツは吐息混じりにそう答えて。 あたしを抱き締める腕の力を強めた……。 得体の知れなかったドキドキが。 暗闇の中。 色濃く、目覚めていく…… .
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