20XX.9.26

15/40
前へ
/723ページ
次へ
「ぷはぁぁぁっ……」 必死で呼吸を整えるあたしを横目に、神坂はクスクスと笑いだした。 「ちょっと神坂っ。こんなトコでいきなり何やってんのっ?見つかったらヤバイじゃん!」 「……何って?見回り来るの気付いたから、教室に隠れただけじゃん。」 「…えっ?はっ?キスは?」 「………。」 …しまった。口に出したらめちゃくちゃ恥ずかしいっ 「……ほのか。何想像してた?」 神坂はお腹を抱えて。声を殺して笑い続けた。 てっきり、キスされるのかと思ったなんて。 とっくにバレバレなんだろうケド、絶対言えない。 「お楽しみは、また後でな?」
/723ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8138人が本棚に入れています
本棚に追加