8139人が本棚に入れています
本棚に追加
神坂のキスは優しくて甘くて。
あたしをどんどん狂わす、不思議な魔法。
いつだって。……きっと、これからも。
ドキドキが止まらない。
アイツの熱が口唇から溢れて、あたしの身体を駆け巡る。
……あたしだって。
余裕なんかナイ。
神坂の瞳に。
神坂の仕草に。
神坂の微熱に。
神坂の全てに。
ドキドキしてるから。
「……んんっ…」
深く溺れていく神坂のキスに、息が苦しくなって。
一瞬開いた瞳を掠める世界。
神坂の肩越しに広がる星空。
柔く、散りばめられた光の帯から。
流線型を描く一筋の光が流れたのが見えた。
.
最初のコメントを投稿しよう!