20XX.9.26

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「神坂。ありがとう…………大好き…」 最後まで、ちゃんと言えたのかな? 発した言葉が自分の耳に届くその前に。 神坂はふっと優しく微笑んで、もう一度あたしの口唇を奪って行った。 「んな事。知ってる。」 ああ。あたしはやっぱり、神坂には敵わない。 好きで好きで好き過ぎて。 それでも止まる事ない、この気持ち。 一つ残さず伝えても、きっと神坂は笑うんだろうね。 『限界なんて文字は俺の辞書には載ってない。』 なんつって。笑ってくれるんだろうね。 .
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